UPDATE | 2023年01月01日
みなさんは、日本語で音や様子・気持ちを伝える「オノマトペ」を知っていますか。「ピカピカ」「ザーザー」「ふわふわ」など、2回同じ言葉を使う表現が多いです。今回はよく使うオノマトペを一覧(リスト)にして紹介します。毎日の会話で使ってみてくださいね。
「ピカピカ」とは
意味:光っているようにきれい
例:床をピカピカにしてください。
「ザラザラ」とは
意味:細かいものがたくさんあって、なめらかじゃない
例:ほこりがあって、床がザラザラしていますね。
「ゴシゴシ」とは
意味:強くこすっている
例:汚れをしっかり落とすように、ゴシゴシ洗ってください。
「ツルツル」とは
意味:汚れがなく、すべるような
例:ここは凍っていてツルツルするので、気をつけてください。
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「あつあつ」とは
意味:できたばかりの料理などが熱い
例:あつあつのおでんができましたよ。さめないうちにどうぞ。
「ほかほか」とは
意味:温かい(暖かい)
例:ほかほかのごはんはおいしいですね。
「ふわふわ」とは
意味:とてもやわらかい
例:このパン、ふわふわですね。
「モグモグ」とは
食べている時の音(マンガなどで使います)
「ゴクゴク」とは
飲んでいる時の音(マンガなどで使います)
「ズキズキ」とは
意味:波が何度もくるような痛さ
例:雨の日は、頭がズキズキする。
「キリキリ」とは
意味:針で刺しているような痛さ
例:ストレスで、胃がキリキリする。
「ガンガン」とは
意味:頭の中で大きい音がするような
例:飲みすぎて、頭がガンガンする。
「ムカムカ」とは
意味:吐きそうで気持ち悪い様子/怒っていて、嫌な気分
例1:食べすぎて、胃がムカムカする。
例2:何度言ってもわかってくれない。ムカムカするなあ。
「ムズムズ」とは
意味:かゆい、じっとしていられない
例:花粉症で鼻がムズムズする/足がムズムズして寝られない
「ぞくぞく」とは
意味:寒気がして、熱が出る前の様子
例:お昼ごろからぞくぞくしている。熱があるかもしれない。
「ポツポツ」とは
意味:雨が少しだけ降っている
例:雨がポツポツ降ってきたけど、まだ傘をささなくても大丈夫。
「しとしと」とは
意味:雨が静かに長く降っている
例:雨がしとしと降っている。しばらくは止みそうにないね。
「ザーザー」とは
意味:雨がたくさん降っている
例:なんだかザーザー降ってきたね。傘をさしてもぬれそうだ。
「ゴロゴロ」とは
意味:雷が鳴る音/お腹が痛い時の音
例1:雷がゴロゴロなっている。雨が激しくなりそうだね。
例2:お腹がゴロゴロいっている。ちょっとトイレにいってくるね。
「ピカッ」とは
意味:雷が光る様子
例:いま、ピカッとしなかった?どこかで雷が落ちたのかな。
「ドキドキ」とは
意味:心配な気持ち/期待をしている
例1:警察官が近くにいると、いつもドキドキしてしまう。
例2:明日の発表、うまくできるかな。ドキドキするなあ。
「がっかり」とは
意味:残念で気持ちが落ちている
例1:テストは不合格だった。がっかりだなあ。
例2:そんなにがっかりしないで。次はきっと大丈夫だよ。
「ハラハラ」とは
意味:大丈夫かどうか、不安
例:こどもがあんな高いところにいる。ハラハラするなあ。
「そわそわ」とは
意味:気持ちが落ち着かなくて、体が動いてしまう
例:彼、まだ来ないのかな。久しぶりに会うから、そわそわしちゃう。
「イライラ」とは
意味:思った通りにならなくて、嫌な気持ちになる
例:前の車、遅いなあ。もっとスピード出してくれないかな。あーイライラする。
「トントン」とは
意味:軽くたたいている
例:ここをトントンと押すと、モニターが動き始めます。
「カチッ」とは
意味:ものがぴったりと合った/しっかりと閉める時などの音
例1:カチッと音がするまで、レバーを回してください。
例2:このびんのふたをカチっと閉めておいてください。
「ピンポン」とは
意味:家の前のベルを押す音/クイズに正解した時の音
例1:(ピンポーン)こんにちはー。宅配便でーす。
例2:A:この答えは〇〇? B:ピンポーン!正解!
「バタン」とは
意味:ドアなどを強く締める時の音
例:バタンと閉めないで、静かにドアを閉めてね。
みなさんは、どれくらい「オノマトペ」を知っていましたか。
日本語のオノマトペはまだまだたくさん種類があります。知らない言葉を見つけたら、使い方と意味を確認して、会話でぜひ使ってみてくださいね!
九州の日本語学校や大学で日本語を教えています。ゲームと漫画が大好き。 日本語を勉強している人のために地域の日本語教室を創るコーディネーターやWebライターの仕事もしています。
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