UPDATE | 2020年11月04日
「留学生インタビュー」では、日本の高等教育機関で学んでいる外国人留学生にさまざまなお話を聞いていきます。大学合格に向けてどのような準備や取り組みをしてきたのか、入学後の学びの様子など、あなたが学校を選んだり受験の準備を進めるための参考にしてみましょう。
先輩Profile
グローバル・コミュニケーション学群 3年(グローバル教養専修)
タン・オイイエン Sara さん(香港出身)
もともと、いろいろな言語を学びたいという気持ちがあって、高校を卒業したら留学に行きたいと思っていました。
日本は、イギリスやアメリカと比べて、香港人はあまり選ばない留学先ですが、日本ならもう一つの言語を学ぶことができること、香港と近いからいつでも帰ることができるので日本を選びました。
日本には小さい頃から旅行に来ていて、日本に初めて来たのは2歳。あまり記憶にないのですが、それから1年に1回くらい日本に旅行に来ていました。両親も日本が好きです。
みんな丁寧で、優しくて、きれい。日本の細かい部分までしっかりとしているところが、両親も私も好き。
あと、叔父が貿易関係の仕事をしていて、日本と関係があったのですが、香港と比べて異なる国ですし、おもしろい民族だと言っていました。日本に行ったら視野が広がるよ、とおすすめしてくれました。
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「グローバル」とか「国際」に関係がある学部に興味があって、通っていた日本語学校の先生に相談をしたところ、先生がいろいろ調べてくれて、その中に桜美林大学がありました。
オープンキャンパスはタイミングが合わなくて行けなかったので、一人で見学に行ったのですが、PFC(プラネット淵野辺キャンパス)を見たときに、いろいろな国の国旗が多く並んでいて、それを見て決めました!
私が日本に来て一番カルチャーショックだったのは、外国人が仲間外れというか、日本人だけで集まってしまってうまく入れなかったこと。だから、「この学校は、いろいろな国の学生が言語や宗教関係なく一緒になって学べる環境」という感じがしました。どんな国にも平等であることが、私にとって一番重要だと思いました。
入学をしてみて、もちろん日本人だけでグループになっている人たちもいますが、留学生と積極的に関わる人が多いですね。
日本人と受ける授業と、留学生だけの日本語科目があって、日本語コアの科目だと全員留学生です。日本人と一緒の授業だと20~30%くらいが留学生で、中国人が多い印象です。
最初は日本人と一緒の授業は緊張しました。話すと留学生って思われる、アクセントなどでばれるのが心配でした。でも、今は気にならないです。「はい、私は留学生です!」って(笑)。
授業で提出したレポートについて「どこが改善できる?」という話になった時に、同じ留学生でも日本人と同じ大学生のレポートができている人がいたのですが、私は高校生みたいな文章で、話し言葉でした。
日本語学校で学んでいたとき、漢字ばかり使っている人が多くて、先生に「日本人ならそんな話し方をする人はいない」と言われて、それからやさしい日本語を使うようになってしまいました。だから、大学に入学してレポートや論文を書くときは、私にとっては中国語みたいな、文法だけ日本語という感じです。(日本語学校での授業と比べて)ちょっとギャップがあると思います。
ただ、入学してから1年間、留学生は日本語コアの科目をとるので、そこで大学のレポートの書き方も学んだので安心できました。その1年がなかったら大変だったと思います。
CJL(日本語学習リソースセンター)という、日本語の本や参考書などが置いてある図書館のようなところがあって、そこで日本語のリソースが使えるし自習もできるので、とても役に立ちました。去年の秋学期から、そこで週に2回くらいアルバイトをしています。
他にも、日本語や英語を書く手伝いをしてもらえるWSC(ライティング・サポートセンター)や、国際交流担当の方が留学生のサポートをしてくれます。私は、疑問があるときには国際交流担当の方に聞いています。
学生寮に入っているとのことですが、学生寮での生活はどうですか?
最初は、寮に住みたくなかったんです。一人暮らしをしてみたいなと思っていました。
でも、両親が「国際寮は学校にも近いし、家賃も安い。友だちと出会う機会もあるから」と薦めてくれました。今思うと、両親のアドバイスどおり、国際寮に入ってよかったです!友だちがたくさんできました。いろんな国の友達がいて、数えきれないくらい。
短期留学の友だちが多くて、帰国してしまう人もいますが、今でもInstagramとかSNSで連絡を取ったりしています。
私が体調を崩したときには、アドバイザーの先生や寮長が助けてくれたり、友だちが料理を作ってくれたり、薬を買ってきてくれたり、本当に寮に住んでよかったと思っています。これから入学をする留学生のみなさんにもぜひおすすめしたいです。
私は日本に来てから、日本語をゼロから学び始めたので、日本語学校に入って半年で進学のことを考えなくてはいけないし、そこからいろいろな試験を受けなくてはいけないことが大変だと思いました。
日本語学校では、適切な日本語を使う能力を習得しておいたほうがいいです。アニメなどで日本語を勉強している人が多いですが、話し言葉や書き言葉、言葉遣いがおかしいことが多いと感じました。きちんと日本語学校で勉強したほうが、役に立つと思いました。
日本に来てからいろいろなところに遊びに行っていますが、友だちと遊びに行くことも楽しいし、一人で出かけることも楽しい。一人だといろいろな観察ができます。授業の教科書だけではなくて、経験など、いろいろなところで勉強することがいいと思います。
面接が好き。でも日本語で面接をするには、いろいろまだ足りないことがありました。EJUとかN2とか得点が高くても、面接で話すのが下手でばれたらちょっとまずい。だから面接の練習を頑張りました。
面接試験当日は、緊張しなかったです。緊張はあまりせず、その緊張感を高揚感に変える人なんです。それに、新しい人と出会って、話をするのが好き。なので、楽しみにしていました。いっぱい話ができるかもしれないと思っていました。
有名な大学を目指している留学生は多いと思います。私も日本語学校に通っていたときは、ぜんぜん時間がない!もう1年勉強したらもっといい学校にいけるのにと思っていました。でも、今は桜美林大学に入ってよかったと思っています。
学校や偏差値に関わらず、自分が何を学びたいか。どこでも学べることがあると思いますし、どこにでもすごい人がいると思います。私は運命を信じているタイプなので、運命を信じてよかったです。
桜美林大学を目指す学生のみなさん、桜美林大学の先生はとてもやさしい先生なので、面接するときに緊張しすぎないで、自信をもって普通に話せばいいと思います!
(取材・撮影:2020年9月30日)
《 入学部インフォメーションセンター 》
194-0294 東京都町田市常盤町3758
日本国内から:TEL 042-797-1583
E-mail:info-ctr@obirin.ac.jp
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