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UPDATE | 2021年03月26日

日本の生活習慣シリーズ第1回|交通機関のルールは外国とちがう!?

今月から新連載が始まります。テーマは日本の生活習慣について。留学生、これから留学したいと思っている人、留学したばかりの人に向けて、毎月1回ずつ記事を公開します。初回となる今月は日本の交通機関について、あらかじめ知っておきたい情報を紹介します。

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●電車で電話をするのはNG

電車に乗っていて「暇だな」と思ったとき、多くの人がスマートフォンを取り出します。日本人も電車の中でメールやLINEをよくしています。


ただ日本の電車では音を出さないように注意してください。メッセージのやりとりをするのは問題ありませんが、電車の中で電話をしていると「マナーの悪い人」だと思われてしまいます


いっしょに電車に乗っている人と会話をするときの声の大きさにも注意しましょう。これは日本の地方によりますが、東京の場合、人がとても多いので電車の中で大きな声で話している人もあまりいません。特に満員電車では注意したいところです。


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●絶対に準備したいのはICカード

一部の国では、スマートフォンのアプリが電車の切符のかわりになって、ICカードや切符がなくても電車に乗れます。ところが、日本ではほとんどの交通機関がスマホのアプリに対応していません。


東京や大阪などの都会の交通機関では、ICカードが使えます。日本に来てすぐにICカードを買っておくと安心です。


ただ、一部の地方ではICカードが使えないところもあります。都会ではない場所に住む人や旅行をする人は、必ず現金を持って行きましょう。切符を買う必要があるかもしれません。


●降りる人を待ってから乗ろう

「誰も言っていないけど、電車に乗る人のほとんどが守っているルール」が日本にはあります。まず、電車を降りる人が全員降りてから乗るのは、日本では基本的なマナーです。また、電車の前に列ができている場合、順番を待ってから乗りましょう。


特に電車に乗っている人の多いラッシュアワーは、このマナーを守らなければ自分や他の人がケガをしたり、とてもいやな気持ちになったりして、最悪の場合だとは大きな事故につながります。ラッシュアワーでは電車を利用する人のほとんどが急いでいるので、ケンカになることもあります。


●まだまだある日本ならではの生活習慣

日本には「郷に入れば郷に従え」ということわざがあります。「自分の国とちがう!」と思っても、その国や場所では、そこのルールやマナーを守らなければならない、という意味です。


日本に来てすぐは、びっくりしてしまうこともあるかもしれません。でも事前に知っておけば安心です。

来月の記事では、日本のごみ捨てのルールを説明します。ごみの分け方をしっかりと守ることは、日本で生活するために不可欠です。失敗しないためにぜひ読んでください。


この記事を書いた人

若林理央

読書が好きなフリーライター。大阪で生まれ育ち2010年に上京。取材記事や書評、コラムを執筆。現在は文筆業のかたわら、都内の日本語学校で外国人に日本語を教えている。

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