UPDATE | 2023年08月14日
留学生活をしていると、東京から遠方の友達に会いに行くことや、遠出することでリフレッシュし、日本の文化を体験したくなることがあります。ですが、そのために列車を乗る時、どこに行けばいいのか、切符はどれを買えばいいのかなど、移動に関してわからないことも出てきます。今回の記事では、遠出するときに必要な電車の乗り方を簡単に紹介します!
INDEX
遠出と言えば「新幹線」ですね!新幹線はJRが運営する、日本を代表する高速鉄道です。 空港は都心から離れていることが多いため、降りるとすぐ市街地がある新幹線は、飛行機と比べてもとても便利です。ですが、日常的に使うわけではないため、乗り方がわからないという人も多いでしょう。まずは、遠出で使う鉄道の代表格である新幹線の乗り方を解説していきます! 1)目的地までの行き方を調べる 目的地までの行き方をインターネットを使って調べておきましょう。どの駅でどの路線に乗り換えるかを調べると、切符を買いやすくなり、当日に迷うこともなくなります。 また、新幹線は同じ路線でも列車の種類によって止まる駅と止まらない駅とがあります。例えば東海道新幹線には「のぞみ」「ひかり」「こだま」の3種類がありますが、最も速い「のぞみ」だと、止まらない駅が多いため、しっかり確認する必要があります。 2)自由席と指定席 目的地までの行き方を調べ、使う新幹線が決定したら、次は新幹線のどの座席を使うかを選びます。新幹線には、事前に席を選ばず、自由席車両の空いている席に座れる「自由席」と、お金を払うことで事前に乗る列車と席を選べる「指定席」があります。指定席を使う場合には「指定席券」という切符が必要です。それぞれ、次のようなメリット、デメリットがあります。 「自由席」 メリット ①指定席券を買う必要が無いため、料金が比較的に安くなります。 ②席だけではなく、いつの列車も自由に乗ることができます。 (ただし、日にちの制限はあるため、確認が必要です。) デメリット ①席を指定してないため、乗客が多いと座れないこともあります。 「指定席」 メリット①席を指定しているため、新幹線が混む時期であっても必ず座れます。新幹線が混みあう時期(GWなど)には指定席を予約すると安心です。ただし、座席数に限りがあり売り切れることもありますので、早めに予約することをおすすめします。 デメリット ①指定席券を買う必要があり、料金が比較的に高くなります。 ②指定した列車に乗り遅れると指定席券は無効になります。 (乗り遅れてもほかの列車の自由席には乗れますが、駅員さんに相談する必要があります。) 自由席と指定席の特徴を理解したうえで、自分の状況や予算に合う方を選びましょう。 3)切符を買う 目的地までの行き方と自由席、指定席も決まったなら、駅で切符を買いましょう。切符は券売機やみどりの窓口で買うことができます。新幹線に乗るのに必要な切符は最大で3枚です。 ①乗車券:電車に乗って目的地に行くための料金 ②特急券:新幹線という特別な列車に乗るための料金 ③指定席券:指定席を選んだ場合、その席を予約するための料金 最近はこの3枚の切符が1枚にまとまって発行されることもあるため、切符に書かれた内容をしっかり確認して、心配な場合は駅員さんに相談しましょう。 また、インターネットで予約・購入することも出来ます。多くの場合、実際の切符を駅で受け取る必要がありますので、受け取り方については事前に確認しておきましょう。 4)新幹線に乗る 新幹線や他の路線を使って目的地まで向かいます。 因みに、東京、名古屋、大阪で新幹線に乗る・降りる場合は、それぞれ東京都23区内、名古屋市内、大阪市内であれば、新幹線に乗るまで、降りた後のJRの電車に無料で乗ることができます。この制度を使う場合は、乗り換えの時に改札を出るのではなく、「新幹線乗り換え改札」という、JR線から新幹線に乗り換えるお客さん専用の改札を使うことになりますので、注意しましょう。
新幹線も特急列車の一種ですが、新幹線が通っていない場所に行く場合は、特急列車を使うと便利です。乗り方は新幹線と似ています。 JRの特急列車は「乗車券」と「特急券」が必ず必要で、座席を指定する場合は「指定席券」も必要です。しかし、鉄道会社によっては「特急券」というものを設定していない場合もあります。その場合は、特急列車でも特急券は買う必要がありません。ですが、この場合でも、指定席と自由席の区分はあるため、「指定席券」を持っていない人は、自由席車両にのみ乗ることができます。 この点に気を付けると、特急列車を使ったお出かけは、基本的には新幹線と大きく違いません。
普通列車で遠出なんて、遅くて不便!と思うかもしれませんが、普通列車の中にはすべての駅に止まる各駅停車の他にも、駅をスキップしながら各駅停車よりも短い時間で運行する「急行」や「快速」、「新快速」などの種類があります。これらは、「普通列車」であるため、「特急券」を買わなくて済み、料金が比較的に安いです。特に名古屋、京都、大阪、神戸の近郊では、特急より早いこともある「新快速」が走っていて、旅行や遠出でも便利です。
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企画切符とは、鉄道の会社が利用促進を目的に発売している切符です。一般的に買った場合よりずっと安くなっていますので、確認してみるといいでしょう。私の個人的なおすすめは次の切符です。 ①ぷらっとこだま:各駅に止まる「こだま」に乗る代わりに、新幹線の料金がとても安くなるきっぷ、飲み物やアイスの交換県がついてきます。年中販売。 ②青春18きっぷ:普通列車にだけ乗れる代わりに、JRのすべての路線を1日あたり2500円ほどで乗れる破格のきっぷ。使用する日は連続しなくても大丈夫で、複数人での使用も可能。使用にはコツやルールがあるため、青春18きっぷだけをテーマにした記事も今後公開します。期間限定。 ③北海道&東日本パス:東日本と北海道の路線にだけ乗れる代わりに、JRのすべての路線(一部ほかの会社を含む)に乗れるきっぷ。青春18きっぷとは違って、連続した日にしか使えず、複数人の使用も認められないが、なんと1日あたり約1600円という破格の値段で利用することができます。期間限定。
いかがでしたか?今回は新幹線をはじめとした、遠出するときに必要な電車の知識について解説しました。皆さんも、新幹線などの乗り方を熟知して、遠出を楽しみましょう!
韓国の城南(ソンナム)出身。2019年に来日し、2023年に名古屋大学農学部を卒業。大学では有機化学を研究、現在は以前から関心を持っていた留学生の進学・就職の支援に携わる。日本の文化・歴史・交通・街づくりが好きで、学生時代には47都道府県全てに旅行。一番好きな都道府県は北海道。
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