UPDATE | 2021年04月15日
ゴミ捨てのルールは国によって異なります。例えば燃えるゴミ、燃えないゴミを一緒にして出してもいい国がありますが、日本だとルール違反。ゴミの種類によって分別して出さなければなりません。分けないと、ゴミ収集車が持って行ってくれないこともあります。
INDEX
まずもっとも大事なのは、日本では燃えるゴミと燃えないゴミに分けて出さなければならないということ。それからペットボトルや瓶、ガラス、段ボールも分けて捨てる必要があります。
そして、分別したゴミを何曜日に捨てるのかも、住んでいる地域によって変わります。マンションの玄関近くのチラシに書いてあることが多いですが、ない場合はマンションの管理人や管理会社に聞きましょう。
自分の通っている学校のある地域のゴミのルールも知っておいてください。だいたいの学校では入学説明会で教えてくれますが、わからない場合は先生に質問しましょう。
ルールを守らないで捨てられている場合、ゴミは回収されません。また、住んでいるマンションから注意を受けますし、何度も続くとそのマンションに住めなくなる可能性があります。ゴミの分別は、日本で住む場所が決まったらまず最初に調べて、「間違えた！」ということがないようにしてください。
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飲み物が入ったままペットボトルや缶を捨てるのも、日本ではルール違反です。ぜんぶ飲んでから捨ててください。ペットボトル・缶から飲み物が出ると、ゴミ袋が汚れ、たくさんの人に迷惑がかかります。
お弁当などを捨てるときも、中にスープなどの液体が入っていないか確かめましょう。トイレにスープを流して捨てるのも良くないので、自分が飲める分だけ作ったり買ったりするのが良いでしょう。
日本はゴミを出す時間・場所が決まっています。時間帯について言うと、何時から何時までゴミを出していいのかは、住んでいる地域によって違います。区役所や市役所に聞けば、だいたいは「朝、ゴミを捨ててください」とお願いされることが多いでしょう。
「どうしてゴミを出す時間が決まっているの？」と不思議に思う人もいるかもしれません。理由は外に出たゴミの中に食べ物を見つけたカラスなどが、ゴミ袋を破り、ゴミを散らかしていくからです。カラスは頭がいいので、ゴミ出しの日に周りに集まってくることもあり危険です。
また、山の近くではイノシシなどの動物がゴミを狙うこともあります。自分の住んでいるマンションの周りが汚くなるだけではなく、誰かがケガをすることもあるので、ゴミを捨てる時間はルールとして決まっていることが多いのです。
もし朝ゴミを出すのを忘れたら、次の回収日に出すなどして、工夫をしましょう。
冷蔵庫、机、椅子などの大きなゴミは、何も言わないで住んでいるマンションのゴミ置き場に出してはいけません。置いたまま引っ越しすることもいけません。あらかじめそれぞれの自治体に連絡して、粗大ゴミを出すことを伝えてください。
例えば東京都新宿区の場合、「粗大ごみ受付センター」があり、インターネットか電話で申し込みます。
粗大ゴミも何を捨てるかによって料金が変わります。これもそれぞれが住んでいる地域によって異なるので、自治体のホームページなどで確認しましょう。
「日本はゴミ捨てのルールが多くて面倒くさい」と思う人もいるかもしれません。しかし、日本で生活するからには、しっかりとルールやマナーを知ることが大切です。間違えたら、近所の人たちとのトラブルの原因にもなります。
特にゴミ捨ては、日本と他の国とで違うことがたくさんあります。また、同じ日本でも地域によってルールが変わります。住む場所が決まったらすぐに確認しましょう。
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読書が好きなフリーライター。大阪で生まれ育ち2010年に上京。取材記事や書評、コラムを執筆。現在は文筆業のかたわら、都内の日本語学校で外国人に日本語を教えている。
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