UPDATE | 2021年06月30日
世界中で大人気の日本の漫画。留学生のみなさんも気になっているのではないでしょうか。今、日本で流行している漫画を調べてみました。最近、賞をとった漫画や、SNSでよく目にする漫画です。スマホで買えるものばかりなので、気になった人はぜひ一度読んでみてください。
INDEX
10年ほど前から、日本の漫画に興味を持ったり、「漫画家になりたい」「アニメを作りたい」と考えたりして日本留学をする学生が増えてきました。
一方で、「他の目的で留学したので、日本の漫画はあまり知らない」という人ももちろんいます。
そんな人も、日本語の勉強中に疲れたら、日本の漫画を読んでみるのがおすすめです。
今、世界中で読まれている日本の漫画がどのようなものかわかるし、日本人が生活で使っている日本語を学べます。
また、たくさんの日本語学校に、日本の漫画が好きな学生がいます。
「他の国の人と日本語で話したい」
そう思ったとき、流行している日本の漫画を知っていたら、その話をして友達になることができるかもしれません。
それでは、最近、日本人がよく読んでいる漫画を三つ紹介します。
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出典:https://www.shodensha.co.jp/onnanosononohoshi/
作者は、今、日本で大ヒットしている漫画家・和山やまさん。
2019年に発売した『夢中さ、きみに。』(KADOKAWA)が日本の有名な賞をふたつとり、2020年から漫画雑誌「Feel Young」で『女の園の星』の連載が始まりました。この漫画も今年、賞を受賞しています。
女子校で働く男の先生二人と、生徒たちがメインのギャグ漫画です。学校を描いた作品は恋愛漫画が多いですが、この漫画は恋愛に関することがあまりなく、これまでのギャグ漫画にはない新しい魅力があります。
今も連載中の漫画なので、読んだ人はこれからどんな面白い話が出るのか、楽しみになるでしょう。
出典:https://www.shonenjump.com/j/rensai/jujutsu.html
『鬼滅の刃』や『チェンソーマン』が終わった今、日本を代表する漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』でいちばん注目を浴びている漫画のひとつが『呪術廻戦』です。アニメにもなっているので、もう知っている人もいるでしょう。
人の気持ちから生まれる化け物を倒す「呪術師」が主人公のバトル漫画です。
「週刊少年ジャンプ」では現在休載中ですが、単行本は16巻まで出ていて電子コミックでも読めます。
これまで読んだ日本の漫画の中で、『週刊少年ジャンプ』の作品がいちばん好きだった人や、バトル漫画・ファンタジー漫画が好きな人におすすめです。
出典:https://books.bunshun.jp/sp/wataobo
世界中の人がスマホで読めるように工夫されている漫画です。
30歳の主人公が初恋を思い出し、相手と再会するという内容で、素敵な男の人たちもたくさん登場します。
東村アキコさんは外国でもよく読まれている『海月姫』や『東京タラレバ娘』を描いたことで有名な漫画家です。『私のことを憶えていますか』は、そんな東村さんが世界で初めて、日本と韓国での同時配信に挑戦しました。
外国人も読みやすいように、「日本だけのもの」はほとんど描かれていないのもポイントです。
これからは日本と韓国だけではなく、世界中で配信されたり、ドラマになったりするかもしれません。今のうちにチェックしましょう。
もう翻訳されている漫画もありますが、日本人がふだんどんな言葉を使っているのか知りたい人にとって、日本人が読んでいる漫画を電子書店で買い、スマホで読むことは役にたつはずです
「日本の漫画を、自分の国の言語ではなくて日本語で楽しみたい!」と思ったら、きっと日本語の勉強のやる気も出るでしょう。ぜひ一度、読んでみてください。
読書が好きなフリーライター。大阪で生まれ育ち2010年に上京。取材記事や書評、コラムを執筆。現在は文筆業のかたわら、都内の日本語学校で外国人に日本語を教えている。
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